北の山に玄武がいる理由

これは栄養学のお話です。

一見全然違うように見えますが、身体の仕組みを
方角の観点からみた、れっきとした学問です。

■玄武(げんぶ)は、智慧の源泉を守っている。

前回、東西南北で理想的な地形のお話をしました。

それが

東に川があること。
西に道があること。
南に池があること。
北に山があること。

ちなみに、玄武がいるのは
北の”山”です。

この”山”を人に例えると、頭がその位置となります。

五行学(ごぎょうがく)では、智慧とは水のことを表しています。
ですので、智慧がはたらかなくなると、水に異常がおこると考えます。

少し想像してもらうとわかりますが、人間の体の中で水分が多いのは、
脳のまわりです。

他にも、飲み水を制限すると、闘争心がわき、智慧豊かな、おだやかな状態では
なくなります。

怒っている人に、「水を飲んで落ち着いて。」というのも
智慧(理性的な)のエネルギーを補充する意味もあるからなのです。

ですが、少し不思議なことがあります。
四方向の「川」「道」「池」「山」でいうなら、
玄武は亀ですし、「山」よりも「川」や「池」のほうが
住みよいはずです。

なぜ、山にいるのでしょう。

それは”四神(ししん)”とは、川や池の源泉を守っているからなのです。
川も山がおかしくなれば、流れなくなってしまいます。

まして池は、川もそうですが、それ以上にもとの一番最初湧き出てくる水。
山がおかしくなれば、どうにもならなくなるからです。

玄武はその一番、水のはじまりにとって大事な場所を知っているのです。

だから守っているのです。

ちなみに、北とは臓器でいえば「腎臓」を指します。
ゆえに、腎臓がおかしくなると、山がおかしくなる。
場所でいえば、頭がおかしくなる。ということです。

ということは、頭を守り、智慧を明瞭にするには、
腎臓を大切にすること。

それを表しています。

「水」について考え、「水」を大切にすること。
それが、頭を元氣にしていくことにつながります。

陰陽五行栄養士 上地弘三